テントを購入すると大抵ペグは付属してきます。
こーゆーやつ
これは、ピンペグといって比較的安価な物です。
整備されたキャンプサイトで使うのであれば充分機能は果してくれるシロモノですが、
硬い地面だったり砂のような地面だと少し心もとない。
ペグ選びは、
まず、打ち込む地面でペグの種類を決めます。
次に、止めるアイテム(テントやタープ)で長さが決まります。
あとは、重量や強度で好みの材質を選ぶ形になりますね。
そこで今回は、用途に合ったペグをご紹介します。
またちょっと変わったペグもご紹介できればと思います。
地面に合ったペグの種類を把握しよう!
ピンペグ
先に紹介した最も一般的なペグです。材質は主にアルミニウム、但しアルミの中でも強度の高いジュラルミン製のものはある程度強度があります。
鍛造ペグ
鉄を叩いて鍛えた⇒鍛造(たんぞう)ペグ。今回のペグの中では一番オールマイティ!
私も愛用していますが、いまだに曲がったことはありません。
プラスチックペグ
通常の地面だと他のペグよりなんか弱い感じのするこのプラペグ。本領を発揮するのは砂地、砂浜なのです。
Vペグ(Yペグ、Uペグ)
アルミ製が主なので、この形状のペグが付属されているソロ用テントも見受けられます。
重ねて収納できるので荷物をコンパクトにしたいソロ用テントとセットになっているのも納得ですね。
チタンペグ
形状はピンペグと鍛造ペグの中間のような形状が多いですね。性能も軽さと丈夫さを兼ね備えたイイトコ取りのペグです。
地面とペグの相性
ピンペグ | 鍛造ペグ | プラスチックペグ | Vペグ | チタンペグ | |
硬い地面 | × | ◎ | × | △ | ◎ |
砂地 | △ | ○ | ○ | ◎ | △ |
砂浜 | × | × | ◎ | ○ | △ |
雪上 | △ | △ | ○ | ◎ | △ |
【アイテム別】ペグの最適な長さはいくつ?
続きまして、テントに代表されるペグを要するアイテム別に長さを分けると以下のようになります。
ソロ用テント:15-30cm
2-4人用のテント:20-30cm
大型テント:30-40cm
小型タープ(3m×3m以下):30-40cm
大型タープ(3m×3m以上):40cm-
【材質別】ペグのメリットとデメリット
材質は、強度、価格、重量のバランスを考えて選ぶ必要があるでしょう。材質別に見たメリットデメリットを挙げていきましょう。
アルミ
主に、ピンペグ、Vペグに使われる材質。
鉄
素材そのままのペグはあまり見たことがないので今回は鍛造ペグを指します。たまに、鋳造(ちゅうぞう)製もあるのでご注意下さい。鋳造(ちゅうぞう)と鍛造(たんぞう)では強度が違います。
プラスチック
最近はただのプラスチックではなく、カーボン繊維が入った強度も兼ね備えたペグなんかもあったりしますが、ここでは一般的なプラスチックの良し悪しを記載します。
チタン
アルミと鉄のイイトコ取り。材質だけで言えば鍛造より高強度です。
おすすめペグ
これまでのおさらいとして各地面別のおススメペグをご紹介します。
一般的なキャンプサイト
鍛造ペグ 【エリッゼステーク 28cm】
材質、長さともにど真ん中の万能ペグ。私も愛用しています。唯一の弱点である重量も車キャンパーであれば気になりません。
個人的にはアースカラーよりも目立つ色の方が失くさないのでおすすめです。
地面の硬いサイト
チタン【エリッゼステーク 64チタン】
エリッゼステークのチタンバージョンが出ました!他メーカーのチタンペグはピンペグと鍛造ペグの中間っぽい形状が多いのですが、こちらはエリッゼの特徴である楕円形状になっています。この形状によりピンがクルクル回ることが無くなります。
砂地
Vペグ【キャプテンスタッグ チタン V型ペグ18cm】
アルミ製が多いVペグの中でこちらの製品はなんとチタン製!Vペグの弱点である強度を材質を変えることで見事克服したモデルですね。また、チタン製なのに買いやすい価格になっているのは、さすがキャプテンスタッグ。
砂浜
プラペグ【信州吉野電機株式会社 CARAD STAKE】
炭素繊維が入ったプラスチックペグ。プラスチックに炭素繊維を入れると硬くなるのです!これまたプラスチックの弱点を克服した製品。しかも、錆びない&軽量という元々のメリットもしっかり継承してますしね。
まとめ
今回紹介したペグは各々にメリット、デメリットがあり、それを見極め地質にあったペグを選ぶ重要性をあらためて痛感しました。しかし、それ以上にデメリットを克服する工夫にあふれたペグが発売されていることに進化のすさまじさを実感できました。
新たなペグは目の肥えたキャンパーから注目を浴びる逸品になるかもしれません。
それでは、楽しいキャンプライフを!