こんにちは、Mitoです。
キャンプブームの昨今ホームセンターでも針葉樹や広葉樹の薪が売られるようになりましたね。
私は『ハルタホーススカウト』という斧を使用していますが、ホームセンターで薪を買えばきれいに切りそろえられてるので斧の活躍の場は少なく持て余してしまいキャンプ道具2軍落ちしそうなギアになってしまいました。
一方で最近ガレージブランド等で見かけるようになった柄部分を加工した斧に無骨で強烈な色気を感じていましたがまた使わない斧を増やす訳にもいかないし、そもそも大人気でいつも品切れ中です。
であればDIYしかないなということですっかり陽の目を見なくなってしまった斧に再び愛着を取り戻すべく改造を施すことにしました。
柄部分のゴツゴツした加工はどんな機械や工具が必要なのか調べたところ『名栗加工』という加工名称が判明したのです。元々は建築内装で角材やフローリングに『ちょうな』などで独特の削り痕を付ける日本古来の加工のようです。
更に名栗加工で検索を進めていき、DIYサイトや動画を見ていくとどうやら紙やすりと腕力と根性で出来そう!
加工手順
DIY名栗加工の工程は以下になります。
- 鉛筆でケガキ線を入れる
- やすり掛け
- 仕上げ研き
- 表面焼き入れ
- ワックスオイル擦り込み
- パラコード巻き
また使用する工具類も先にご紹介しますね。
- 紙やすり#40#80#320#400(主に#40)
- やすりを巻き付ける丸い缶
- バーナー
- ワトコオイル
- パラコード
- (上腕二頭筋)
早速、詳細説明に行きましょう!
鉛筆でケガキ線を入れる
まず凹みを均一にするためにめぼしい位置に鉛筆で線を入れていきます。
私はだいたい3-4cm間隔でケガいていきました。
やすり掛け
職業柄やすり掛けをする目的はバリ取りや0.1mm台の公差追い込み等なので600-1200番あたりが利用範囲です。
以前テレビボードを自作したときいつもの感覚で600番から木材を削り始め気絶しそうになりました。
その経験を活かし今回は#80番の木工用紙やすりでスタートします。
紙やすりを空き缶に巻き付けゴシゴシガリガリすると円弧形状に削れていき半日で1列目くらいまでは削れたんです。
しかし、腕がプルプルしてきて
これ何日掛るんだ?
なんて絶望感が襲ってきました。紙やすりが足りなくなり最寄りホームセンターへ補充しに出向くと
#40番の神やすりがあるではありませんか!!
40番に切り替えてからの午後作業は2倍で進んだのです。
削り量は柄の強度が落ちては元も子もないのでせいぜい1-2mm程度の凹みにしておきましょう。
粗削りまで終わりこの日の作業はここまで。汗と削りカスを洗い流すべくお風呂へ直行!
擦り傷がいっぱい付いた手にシーブリーズボディソープを付けた瞬間が本日2度目の気絶タイムでした。
仕上げ研き
本日最初の作業、仕上げ研きに取り掛かります。#320番くらいで仕上げた感じで手触りOKでした。
表面焼き入れ
次は柄全体をバーナーで炙り凹と凹の頂点部分に焦げ目をつけます。これをすると仕上りの色に深みがでますよ。
炭を使わなくなったのですっかり出番の減ったバーナーも久々の活躍に喜んでます。
柄の温度が常温になったのを確認し着色工程に移ります。
ワックスオイル擦り込み
木材着色にはいつものBRIWAXでと思ったのですが毎度同じ色合いになってしまったり色移りして剥げてくるのは今回のアイテムには向かないと判断し、またまた最寄りホームセンターでワトコオイルを調達してきました。
こちらは油性オイルなので色落ちしにくく薪割り時にグローブも汚れないかと。ワトコオイルは刷毛塗りのようで(BRIWAXは布で擦り込みが一般的)刷毛でぬりぬり。
一旦乾燥させて、2度目のぬりぬり、今度は乾く前に#400番の紙やすりで全体をすりすりします。これで数時間程乾燥させると、
いいじゃないですか!!ぬりぬりすりすりで絶妙な色艶です。
パラコード巻き
パラコードはワークマンで見つけた格安カモフラ柄です。これを巻き巻きしますと、出来たぁー、さぁこれ持ってキャンプへ出かけよう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?ちょうなやベルトサンダーで角をしっかり出した名栗加工とは、ひとあじ違った風合いの加工になりました。特別な工具は必要ありませんので、ご興味ある方は是非お試しあれ!
それでは楽しいキャンプライフを!
今年こそソロキャンプにチャレンジしたい方!
ソロキャンプに行きたいけれど道具を一式揃えるのもお金がかかるし、せっかく揃えても「イマイチしっくりこなかった」ってならないかな…という心配している方。
hinataレンタルでソロキャンプセットがレンタルできますので一度そちら体験してみては如何でしょうか?