子供が高校生になると入学早々ノートPCやタブレットが支給される昨今。
ウチの子供も高校生になったらchromebookパソコンが支給されました。
「パソコンは各自持ち帰り家で充電してくる」という指示の高校が多いかと思います。
たしかに学校内で全生徒が充電する事を想定すると、校内電源インフラを根本から構築する必要性が出てくるでしょうからね。
今後高校での端末の取り扱いはどのようになっていくのか気になるところです。
さて、我が子は学校まで電車と自転車を利用して通学しているわけです。
充電のために1kg以上あるノートパソコンを持ち歩きさせるのは忍びなく思っていた矢先に担任の先生から
モバイルバッテリーを持ってきてもいいよ~
とのことで早速モバイルバッテリーを購入したのでした。
学校で使う端末用にモバイルバッテリーを探しているけど何を選んでいいのかわからない方へおすすめのモバイルバッテリーをご紹介します。
1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育 環境を実現する
これまでの我が国の教育実践と最先端の のベストミックスを図ることにより、教師・児童生徒の力を最大限に引き出す
引用元:文部科学省(リーフレット)GIGAスクール構想の実現へ
chromebookに使用できるモバイルバッテリーについて
ノートパソコンとモバイルバッテリーにおいて以下の条件が揃わないと充電出来ませんので最初に確認してくださいね。
ノートパソコン側の条件
モバイルバッテリーでの充電は、USB Type-Cを利用したUSB PD(=USB Power Delivery)という機能でおこなうので、USB Type-C搭載していることが条件になります。
モバイルバッテリー側の条件
モバイルバッテリー側もUSB PD対応でなければ、PCに充電できません。
また、容量(xxxmAhと記載されているところ)や出力(xxWと記載されているところ)が小さいと充電できなかったり、数%~20-30%しか充電されない等の現象になる可能性があります。
その他
充分な出力のバッテリーを購入したのに充電が遅いときは、ケーブルに問題がある可能性があります。
USB PD対応のUSB Type-Cケーブルを使いましょう。
chromebook向けおすすめモバイルバッテリー
選定条件
条件1:容量と出力
家でノートパソコンの充電をせずに、かつ1日の授業時間において充電切れを気にせず使用したいのであれば、容量20000mAh出力60W以上だと安心できます。
予備的につなぎたい場合は10000mAh出力30W程度でもいいかもしれませんが、パソコンやアプリの使用状況によっては出力不足の可能性が出てきますので、やはり60W以上がおすすめです。
条件2:重量
持ち歩きの際、ノートパソコンの重量から解放してあげたいのが目的なのでそれより重かったら元も子もありませんねw。
とはいえ、バッテリー容量と重量は比例しますので、20000mAhの場合、バッテリー単体で400g前後になります。ノートパソコン約1.2kgとそんなにに変わらんじゃないか!と考えるか、ノートパソコンの1/3の軽さ!と考えるかは、通勤通学距離に依存するかと思いますので悪しからず。
条件3:製造元
聞いたことないメーカーのバッテリーを購入して、充電容量が記載値より明らかに少なく感じたり、異常に熱くなったりした経験ありませんか?
USB PD対応バッテリーは大容量、高出力化しているので、へたな安物に手を出すと発火につながりかねませんのでここは信頼性のあるメーカーを選びたいところです。
おすすめモバイルバッテリー5選
537 Power Bank (PowerCore 24000)
容量 | 24000mAh |
出力 | 最大合計65W |
サイズ | 約160 x 85 x 27mm |
重量 | 約500g |
ポート数 | USB Type-C(PD対応) x2個、USB -Ax1個 |
737 Power Bank (PowerCore 24000)
容量 | 24000mAh |
出力 | 最大合計140W |
サイズ | 約156 x 55 x 49mm |
重量 | 約632g |
ポート数 | USB Type-C(PD対応) x2個、USB -Ax1個 |
モバイルバッテリー最大手のAnkerから発売されているバッテリーなので、信頼性抜群です。
容量、重量、価格のバランスが非常に良い製品になっています。
なお、Ankerは種類を豊富にそろえているので容量だけ気にして購入すると、実はPD対応していなかったとなる場合があるので、ご確認の上ご購入下さい。
SMARTCOBY TRIO 20000mAh(CIO)
容量 | 20000mAh |
出力 | 最大67W |
サイズ | 約95×69×29.5mm |
重量 | 約333g |
ポート数 | USB-C × 2 / USB-A × 1 |
製造元である『株式会社CIO』は2017年に大阪で設立された日本メーカーです。
この製品の特徴は以下の2点
・バッテリー残量がドットタイプのデジタルで表示される。
・他メーカー同等製品より10%以上も軽量
最大手Ankerと上手に差別化できている製品ですね。
先に述べたようにバッテリー容量と重量は比例するので、その点同容量製品より軽量に作れたのはすごい技術だと思います。
MOT-MB20001(MOTTERU)
容量 | 20000mAh |
出力 | 最大60W |
サイズ | 約150 × 60 × 26mm |
重量 | 約350g |
ポート数 | USB Type-C(PD対応) x1個、USB -Ax1個 |
日本国内で自社製品の企画製造販売業務を行っているスマートフォン周辺を中心としたデジタルアクセサリーを取り扱う会社『MOTTERU』の商品です。
国内の規格販売品だけあって2年の保証期間がついています。
重量も350gと20000mAhクラスではかなり軽量に仕上がっていますね。
また、大容量バッテリーにして珍しく黒以外の色もラインナップされています。
OWL-LPB20015-BK(オウルテック)
容量 | 20000mAh |
出力 | 最大合計60W |
サイズ | 約150 × 60 × 26mm |
重量 | 約340g |
ポート数 | USB Type-C(PD対応) x1個、USB -Ax1個 |
この商品の目玉はUSB PDより効率的な充電が可能な『USB PD-PPS(power Delivery Programmable Power Supply)』に対応しているということです。
簡単に言うと、電圧・電流を最適な値に調整することで発熱や変換ロスを最小限に抑えられる最新の仕組みで効率よく充電可能ということ。
まとめ
ここまでPD対応モバイルバッテリーをご紹介しましたが、結局どれを買ってやったんだよ!というと、
Anker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W)
を選びました。
Anker製品をこれまでも使ってきた経験からくる品質の安心感がやはり決め手となりました。
スマホ用のモバイルバッテリーより容量が大きい分値段も高価になるので、この点は重要ですよね。
とはいえ、他メーカーも充分な保証期間とPSE認証が付いていますので各々の個性的な機能に魅力を感じれば充分購入検討する価値のある商品です。
(参考)学校で使わている端末について
文部科学省によると、整備済み端末に対するOSごとの割合は以下のようになっています。
ChromeOS:40.1%
Windows:30.4%
iOS:29%
その他:0.5%
引用元:文部科学省『GIGAスクール構想に関する各種調査の結果』
(令和3年8月)
導入コストやクラウドでの活用等を考えていくと今後もChromeOSの優位性が高そうですが、その一方で企業が圧倒的に取り入れているOSはWindowsなわけです。
このギャップについては、企業がコスト抑制のためChrome導入を進めていくのか?教育機関側が予算を増やしてWindows導入に踏み切るのか?等々気になるところです。
少なくとも、今の子供たちが慣れ親しんだOSがこれからの社会で覇権を取ることは間違いないでしょう。
それでは、楽しいガジェットライフを!